2012年09月20日

生物の書

生物の書生物の書(なまもののしょ) 上江洲安克著
A5判ソフトカバー 96ページ 定価1050円(税込)
発行 ボーダーインク

「だけどふと立ち止まり/長く延びた腸を見たときに/赤黒く不気味なその陰が/遥か遠くに延びていて/他人より先に悲しんで/他人より深く落ち込んで行く/腸引きずり人生も/確かにそう捨てたものじゃない」(「腸引きずり」)
 山之口貘賞受賞の著者が二冊同時刊行。

●目次
腸引きずり/幸いである/ひかるシャトル/豹刈りですよ/狭間/ガジュマルの灰汁/中津の町に雨よ降れ/朝起きたら目の前にバナナ/坂の上の陽炎/アザミ/雨粒数え/夏忌/極楽お浄土/ナゲキ屋のコヘレト/通りゃんせ/三月十一日/遠き古里/時もある/あすなろ

●著者略歴
上江洲安克(ウエズヤスカツ)
1958年那覇市に生まれる。
著作
『うりずん戦記』(琉球新報社)

●2012年9月9日 発行




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Posted by 沖縄県産本ネットワーク at 17:47│Comments(0)新刊案内
 
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